FXに必要な勉強するべきダウ理論とは?【初心者が理解すべき情報】

FX beginner

まったりFXビギナー
FXをやるならまずダウ理論を勉強するべきと言われました。というか、ダウ理論ってなんですか?ダウ理論を理解すると何が分かるんですか?

目次

1.FXに必要な勉強するべきダウ理論とは?
2.ダウ理論を勉強することで初心者が理解すべき情報

記事を書いている私は、FXトレーダー歴7年。1年半のFX下積み体験を経て、現在もFX技術向上のために日々努力を続けながらFXトレーダーとして活動しています。

FXにおけるダウ理論に関する情報について、実体験をふまえて解説します。

FXに必要な勉強するべきダウ理論とは?

  • ダウ理論とは?
  • ダウ理論の6つの基本原則とは?

ダウ理論とは?

ダウ理論とは、現在の【ダウ平均株価】の株価平均という考え方です。

このダウ理論は、19世紀後半にアメリカのウォール街で活躍したチャールズ・ダウ氏が「ウォールストリートジャーナル」で発表し、提唱した理論です。これは、チャート分析を体系的に構築し、今日まで使われ続けることができる理論です。

ダウ理論とは、株価を理解するために構築された理論ですが、大枠としてチャートを形成するもの(値動きが存在するもの)に置き換えて使うことのできる理論になります。なので、FXでも有効性を実践できる理論です。

ダウ理論の6つの基本原則とは?

  • 平均は全ての事象を織り込む
  • トレンドは3つに分類される
  • 主要なトレンドは3つの段階から形成される
  • 平均は相互に確認される必要がある
  • トレンドは出来高でも確認されなければならない
  • トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する

以上の6つが、基本原則となります。

平均は全ての事象を織り込む

これは、現状の価格から以前の過去に示された価格、加えて、これまでに、発表された経済指標や経済事件・自然災害などの事象の全てが市場に示された価格に反映されているという考え方です。

この考え方は、過去に示された価格やチャートに描かれた形に意味があるということを示しています。なので、意味のあるチャートを分析することは、未来のチャートを理解することができるというチャート分析の基礎になる考え方になります。

トレンドは3つに分類される

これは、トレンドには必ず3つのトレンドが混在しながら含んで形成しているという考え方です。

その3つのトレンドとは、【短期トレンド】【中期トレンド】【長期トレンド】の3つで構成されるとされています。具体的な期間は、次のようになります。

・短期トレンド:3週間未満
・中期トレンド:3週間~3ヶ月
・長期トレンド:1年間~数年間

と、分類分けされます。しかし、FXに関連して考えれば、トレンドの期間よりもトレンドには、3つの流れが混在することより、FXチャートに示されるトレンドは、常に大小のトレンドが複雑に混在した結果として形成している考え方の基礎です。

主要なトレンドは3つの段階から形成される

これは、トレンドには、市場に参加しているトレーダーの思惑によって、【先行期】【追随期】【利食い期】の3つの段階に分類できるという考え方です。

・先行期:
市場価格が底値(天井)にいる時に、積極的な投資家がポジションを買う(売る)ことで市場価格が緩やかに上昇(下降)をし始める時期です。

・追随期:
市場価格の変化を敏感に反応して一般の多くの投資家たちがポジションを買う(売る)ことで、結果的に、市場に参加する人数が増えることで価格が急激に伸びてしまう時期です。

・利食い期
先行期や追随期でポジションを持っている投資家たちの利益確定をしてしまう(ポジションを手放す)時期になります。この時期は、メディア報道が始まり素人や初心者たちがやっと気がつく時期でもあります。

しかし、トレンドは、すでに最終段階になるので、ここでのポジション保有は、いわゆる【高値掴み】【安値掴み】と呼ばれることになり、これまでの流れが変わることになるので、ポジションを保有したままの場合、大きな損益を持つことになります。

平均は相互に確認される必要がある

これは、ダウ理論を提唱したチャールズ・ダウ氏の株式市場で分かりやすく説明されています。それは、工業平均株価と鉄道平均株価の相関関係のある2つの平均株価が一緒に上昇すれば、上昇トレンドと判断するという考え方です。

トレンドは出来高でも確認されなければならない

これは、明確なトレンドが発生している場合は、出来高も多くなってしまうという考え方です。

この原則に関して、FX的に考えると、FXでは出来高は存在していないので、関係ない考え方と判断できます。

トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する

これは、トレンドが発生した場合、明確な転換のサインが出るまでトレンドずっと継続してしまうという考え方です。

もう少し詳細に解説すると、高値と安値が両方とも切り上がっていたものが、安値が切り下がった時点で上昇トレンドが一度終了するという考え方です。逆も同じで、高値と安値が両方とも切り下がっていたものが、高値が切り上がった時点で下落トレンドが一度終了するという考え方になります。

ダウ理論を勉強することで初心者が理解すべき情報

ダウ理論の6つの基本原則から大枠で以下の5つを理解できます。

・チャート分析をする意味、
・価格変動からチャートを形成する意味、
・波を形成するトレンドの意味
・波の上下の判断の仕方の考え方
・チャートの波の意味

これらの知識は、チャート分析をするにあたって理解しておくべき重要な考え方です。なので、ダウ理論の理解は初心者に必要な勉強と言われる所以です。

ダウ理論は、FXトレード戦略に関して、私自身も実践している狙い方でもある【トレンドに沿ってトレードをする】という狙い方の基礎になる考え方です。

FXには、レンジ狙いとトレンド狙いと大きく2つの狙い方がありますが、理解しやすく初心者がまず覚えるべき戦略は、トレンド戦略です。なので、FX初心者には、ダウ理論の理解は必要と言えます。

よくある質問:ダウ理論の6つの基本原則って覚えておかないとダメですか?

ダウ理論を覚える必要は、全くありません。が、理解できなくても、知っておくことは重要です。

ダウ理論は、チャートの形や波が示している理由や意味を教えてくれるものです。

私も、ダウ理論をしっかりと理解したのは、数年たった後なので、最初から全てを理解する必要はないと思います。

しかし、FXチャートを勉強し実践して理解した後に、再び、6つの基本原則を読むとまた違った感じに捉えることができるようになります。

まとめ

1.FXに必要な勉強するべきダウ理論とは?
・ダウ理論とは?
・ダウ理論の6つの基本原則とは?
2.ダウ理論を勉強することで初心者が理解すべき情報