初心者がFXを独学で勉強する技術的困難と思考的困難【難しい一番の原因】

FX beginner

まったりFXビギナー
FXの勉強をするなら独学は難しいからやめた方が良いと言われました。なんで、独学って難しいんですか?

目次

1.初心者がFXを独学で勉強する技術的困難と思考的困難
・FXを独学で勉強することが難しいと言われる一番の原因
・独学で達成すべき項目(技術的困難)
・独学で超えるべき内的コントロールの壁(思考的困難)

記事を書いている私は、FXトレーダー歴7年。1年半のFX下積み体験を経て、現在もFX技術向上のために日々努力を続けながらFXトレーダーとして活動しています。

FXを独学で勉強する難しさに関して、実体験をふまえて解説します。

初心者がFXを独学で勉強する技術的困難と思考的困難

  • FXを独学で勉強することが難しいと言われる一番の原因
  • 独学で達成すべき項目(技術的困難)
  • 独学で超えるべき内的コントロールの壁(思考的困難)

FXを独学で勉強することが難しいと言われる一番の原因

全くの初心者でFXの勉強法を独学にした場合に難しいと言われる一番の原因は、【FXでお金を継続して稼ぐというゴール】が見えないことです。イメージしやすく言えば、【ゴールの見えないマラソンを走ること】です。

FX初心者であるということは、経済知識も含めて何も知らない状態からの勉強となります。結果、分からないことのすべてを自分で調べる必要があり、その調べる項目も範囲も分からない状態で知識の積み上げを続けることになります。

私自身、FXに関して独学もしましたが、その前に教えてくれる人がいました。しかし、そんな私でもFXの勉強に関して、約2年の下積み期間を要しました。なので、FXの勉強を独学のみでやっていた場合、どれだけの時間がかかるのか、時間経過中に心が折れてあきらめないのかなど、想像がつきません。

結論として、FXの勉強を独学でした場合、FXでお金を継続して稼ぐというゴール(未来)】が見えないということが難しいと言われる一番の原因です。

独学で達成すべき項目(技術的困難)

FXを独学で勉強する場合、達成すべき項目は下記の7つです。

・FX知識の蓄積
・チャート分析の仕方を学ぶ
・手法を見つける
・見つけた手法を検証する
・ルール(手法の使い方)を確定する
・実践検証(デモ口座を使ったデモトレード)
・実践(リアル口座で行うFXトレード)

これから、それぞれを解説していきます。

FX知識の蓄積

最初に、FXで使う用語や基礎知識などのトレードをする以前の知識からトレードをするための知識までの勉強をする必要があります。

勉強する教材として、【FX関連書籍】【インターネット上にあるFXの知識が掲載されているサイト】【FX関連のYoutube】などが挙げられます。

チャート分析の仕方を学ぶ

これは、FXを勉強するにあたって一番重要なことになります。FXとは、過去から現状のチャートを見て判断した上で、決断してトレードします。なので、チャート分析が出来ないとFXは続けていけません。

チャート分析の基本は、過去チャートを見て、その中から法則やクセを見つけ出すことです。その上で、毎日チャートと向き合うことで、チャートの波の動きを理解することがチャート分析の最大の目的です。

手法を見つける

手法とは、FXトレードで利益を出すための仕組みで、大枠で【現状の波の流れの把握】【エントリータイミング】の2つのことを指します。

【現状の波の流れの把握】とは、現在のチャートが示す価格変動が上下のどちらに向かっていて、どこまで向かうのかということです。次に、【エントリータイミング】とは、チャートが示す価格変動に沿ってトレードするタイミングを計ることです。

これら2つが武器となってFXトレードが出来るようになります。なので、手法を見つけるのは、FXトレードをやるために必要な項目です。

見つけた手法を検証する

FXチャートの価格変動は、常に同じ形はありません。なので、手法が正常に働くのかという検証をしなければ、実戦では使えません。

過去チャートを遡り、見つけた手法が高確率で機能するかどうかの確認をします。ここで確認が取れれば実戦でも使える可能性があると判断出来ます。

ルール(手法の使い方)を確定する

FXチャートで使う手法は、大まかな一致するポイントでの使用になりますので、どのような状況になった場合に手法を使うのかという自分のためのルールを確定します。

例えば、「【現状の波の流れの把握】した流れと同じ流れに沿って、反発したことを判断する【エントリータイミング】が出たらエントリーしてポジションを保有し、FXトレードをすると決める」などです。

実践検証(デモ口座を使ったデモトレード)

これまでに決定した【手法とルール】はあくまで、過去チャートという止まったチャート上での確認です。なので、実際に動いているチャートを相手にそのタイミングでトレードが出来るかどうかを確認する必要があります。そのために、デモ口座を使ったデモトレードでの検証が必要です。

過去チャートでこのようなチャート形上になっていれば、トレードチャンスであると理解していても、リアルで動いている価格変動でつくられるチャートはまた違ったように見えてしまいます。なので、このデモトレードで、まず実践して判断する必要があります。

その上で、良い結果が出れば、独学で行うFXの勉強の最終段階である実践(リアル口座での行うFXトレード)です。しかし、悪い結果であれば、その手法は使えないものと判断できるので、もう一度、手法を探すところまで戻る必要があります。当然、手法を改良するにしても同じです。

実践(リアル口座で行うFXトレード)

これは、実践検証まで終わったことで、【手法とルール】は問題ないと判断出来たことの結果です。

その上で、リアルな自分のお金を使ってのFXトレードで、本当に資金が増えるのかという最終判断を行います。

独学で超えるべき内的コントロールの壁(思考的困難)

FXの勉強を独学でやるということは、一人で勉強することです。その場合、次のような思考的に難しい問題が出てきます。

・ゴールが見えない状態での勉強継続
・壁に当たった時の正負確認
・相談できない孤独感

以上の3つです。これから、それぞれを解説していきます。

ゴールが見えない状態での勉強継続

初心者としてFXの勉強を始めるということは、当然、達成した事のないことを始めているので、はっきりした成功イメージはできません。予測するイメージのみになります。

従って、成功出来ない期間が長期間に及ぶと明るい未来が想像できなくなってしまいFXの勉強継続が難しくなります。

壁に当たった時の正負確認

どんな勉強をしていても同じですが、FXの勉強をしていても必ず壁に当たってしまいます。そんなときの独学での対応では、今やっている勉強の方向性の確認を自分でしなければなりません。

そうなると、勉強の方向性が間違っていても、初期の段階での判断は難しく、さらに時間をかけた後に出てくる結果でしか判断できないということになります。

なので、その間、実直に勉強を継続していく意思の力が必要になります。

相談できない孤独感

FXトレードでは、技術的なことはもちろん重要です。しかし、メンタル的なことも重要です。

人は、負けることを嫌います。なので、FXで行う1回1回のトレードとは、ある意味1回1回の勝負と捉えることが出来ます。そんなときに、負け続けてしまい、【自分のやっていることは正しいのだろうか】と自問自答してしまい、負の感情へと落ちて込んでしまうことがあります。

このような場合に、独学で勉強をしていると誰にも相談出来ないので、さらに自分自身を追い詰めてしまいます。その負の思考を展開してしまう状態で、ひどくなる前に思考が冷静な元の状態に戻れば良いですが、そのままひどくなってしまうと、【負のスパイラル】というFXトレードで使われる言葉で「負の連鎖」を招くことになり、最悪の場合、そのままFXを辞めてしまう原因になってしまいます。

よくある質問:独学でFXを勉強するのは難しいから選択しない方がいいんですか?

それぞれの環境や考え方によるので一概に答えることはできませんが、現実的に早い段階(1・2年以内)でFXトレードを理解して稼ぎたいと思うのなら独学は選択しない方がいいと思います。

独学でFXを勉強すると、これまで解説してきたように様々な問題があります。当然、それら問題を解決できるとは思いますが、ただ時間がかかってしまう可能性がかなり高いです。なので、時間のことが気になるのなら独学でFXを勉強することはオススメしません。

私のこれまでのFX経験から、FXを独学で勉強することは、お金をかけない代わりに時間をかける勉強法という認識です。

なので、とにかく早くFXトレードで稼ぎたいと思う人は、独学でFXの勉強することは選択しない方がいいと思います。

>>参考:初心者がFX取引を始めるまでに勉強すべき3項目と流れ【勉強法は3つ】

まとめ

1.初心者がFXを独学で勉強する技術的困難と思考的困難
・FXを独学で勉強することが難しいと言われる一番の原因
・独学で達成すべき項目(技術的困難)
・独学で超えるべき内的コントロールの壁(思考的困難)