勝てなくても負けないFXトレード戦略の考え方【損益を限定する注意点】

FX beginner

まったりFXビギナー
初心者ですが、損益を限定するFXトレードをススメられました。ですが、何をすればいいのかわかりません。損切りをすればいいよ!とも言われたんですがどういうことですか?結局、どんな風にFXをやることなんですか?

目次

1.勝てなくても負けないFXトレード戦略の考え方
2.損益を限定するFX戦略の注意点

記事を書いている私は、FXトレーダー歴7年。1年半のFX下積み体験を経て、現在もFX技術向上のために日々努力を続けながらFXトレーダーとして活動しています。

FXの損益の限定(損切の設定)に関して、実体験をふまえて解説します。

勝てなくても負けないFXトレード戦略の考え方

  • 1度で終わらないFXトレード戦略
  • FXを失敗している人の代表例
  • 損益限定戦略のやり方

1度で終わらないFXトレード戦略

1回毎のFXトレードを損益を限定(損切を設定)します。

これは、FXトレードを続けて何度もチャレンジ出来るようにするためと、連続で負けたとしてもすぐに資金を無くなくさないための戦略です。言い換えれば、勝てなくても負けないための戦略です。

FXトレードでは、一朝一夕に利益を上げ続けることが出来るようになりません。これは、私自身が身をもって経験しました。なので、自分の投資資金を使って、その資産を継続して安定して増やすまでには実線練習をする期間が必要と考えています。

結論として、この損益限定(損切設定)の戦略は、必要な実践練習の期間を確保するために最適な戦略です。

FXを失敗している人の代表例

FXトレードでの代表的な失敗例は、【一度のFXトレードで投資資金を無くしてしまうこと】です。

これは、毎回のトレードに関して損益を限定をしていないこと(損切設定をしていないこと)が原因で起きる失敗です。

FXトレードでは、9割の確率でプラス(含み益)を見ることが出来ます。なので、損切を設定しなければ、ほぼFXトレードではエントリ―した価格に戻って来ますし、プラス(含み益)を見ることが出来るので、プラス(含み益)で終わらせることが出来ます。

しかし、損切を設定しておかないと残りの1割に偶然当たってしまうと、たった1度のFXトレードでロスカットに引っ掛かってしまいます。これの結果、資金が無くなってしまうことになります。

>>参考:ロスカットとは?初心者が知っておくべき意味【失敗しないロスカット】

損益限定戦略のやり方

1回のトレードの損益を自分の投資資金の2%~5%に限定するだけです。

そもそも実践練習をするためには、チャンスは多くないといけません。それは10回連続で負けるかもしれないからです。なので、20回以上連続で負けてもいいように設定します。

実際、損益の限定を投資資金に対して2%にした場合、単純計算50回連続で負けないと資金はなくなりません。(※注①)実際、私も最初、損益限定を2%でやりました。

その結果、時間的にだいぶかかりましたが資金を無くさずにしっかり実践練習をして、結果的ですがプロトレーダーになれました。

これは余談ですが、現在の私がしているFXトレードでも損益限定2.5%でやっているので、やっていることも全然変わっていません。

※注①:現実はロスカットがあるので、30回~40回ぐらいまでは連続で負けることができることになります。

損益を限定するFX戦略の注意点

  • FX取引口座の確認
  • 自由なFXトレードの意味

FX取引口座の確認

損益を限定する戦略を使う場合、用意する投資資金の金額に合わせた【適切なFX取引口座】を選択していないと自由なFXトレードが出来ない可能性があります。

国内FX会社では、最高レバレッジが25倍に設定されています。加えて、取引通貨の最低取扱量が10000通貨からの会社が多いので、投資資金が多い方はあまり問題ないですが、投資資金が少ない方には問題が出てくる可能性が高くなります。

以下の数字は、あくまで私の見解になりますが、

投資資金 取引通貨単位 FX会社 レバレッジ
最低300万~ 600万以上 10000通貨 国内FX会社 25倍
最低30万~ 60万以上 1000通貨 国内FX会社 25倍
30万未満 海外FX会社 400倍・500倍・888倍など

と、このような感じで用意できる投資資金に合わせてFX取引口座を選択出来れば、損益を限定する(損切設定する)方法を使ったFXトレードでも制限なく自由なトレードを続ける事が出来ると思います。

よくある質問:資金が少ないと海外口座を紹介していますが、国内口座じゃダメなんですか?

全然、ダメではないです。

そもそも、海外口座を選択する場合、紹介した条件以外にも注意するポイントがあるので、税金などのことも考えると面倒なことも多くなるので、スマートにFXをやりたい人には国内FX会社の方がいいと思います。

紹介した投資資金とFX会社の関係性に関しては、現状の投資資金で【損益を限定する】方法を使ってFXトレードをしたい人に向けた情報です。なので、現在の投資資金が足りないが投資資金を増やすまで待つことが出来るのであれば、それはそれでありだと思います。

重要なことは、自分の環境や状況に合わせてFX取引を行うことです。

よくある質問:海外口座のレバレッジが大きいと危険だと聞いたんですが、大丈夫なんですか?

レバレッジが大きいことに危険はありません。

レバレッジが危険になるのは、レバレッジ倍率の何が危険であるかを理解していないことです。

レバレッジの危険とは、レバレッジが自分の投資資金に対して及ぼす、ロスカットまでの猶予幅の影響を理解できていないことです。

ここで言う猶予幅とは、投資資金とレバレッジの関係性より、選択した通貨の通貨単位の1Lotで、10Lotで、20LotでFXトレードを行った場合のロスカットまでの幅です。加えて、具体的に何pips(ピップス)の幅があるのかを理解しておくことが重要です。

>>参考:FX初心者が間違っているレバレッジの真実【レバレッジとの付き合い方】

自由なFXトレードの意味

私のいう自由とは、毎回違う【Lot数】でFXトレードをしたいという自由です。

損益の限定(損切り設定)でFXトレードをするということは、毎回のFXトレードで違う損切り幅を設定することになります。すると同時に毎回Lot数も違う設定になります。このように毎回のFXトレードでLot数を変更したいという自由です。

毎回のLot数を1pips(ピップス)単位ではなく0.1pips(ピップス)単位で細かく設定したいと考えると、【レバレッジ倍率が低い】という条件と【投資資金が少ない】という条件の組み合わせの場合、細かいLot数での設定が出来ません。なので、前に紹介した投資資金に合わせた口座を用意することが必要になります。

よくある質問:10000万通貨と1000通貨の違いってどんな感じなんですか?

違いは、Lot数の数え方です。

同じ投資資金で口座の違いを比べると、10000通貨レバレッジ25倍では1Lot選択設定できるものが、1000通貨レバレッジ25倍なら1.0LotとしてLot数選択設定をできます。これがLot数設定の自由度の差です。

具体的に言うと、10000通貨の場合、1Lot、2LotとLot数が選択できないものが、1000通貨であれば、1.1Lot、1.2Lot、1.3Lot~2.0Lot~とLot数がより細かく選択できます。

まとめ

1.勝てなくても負けないFXトレード戦略の考え方
・1度で終わらないFXトレード戦略
・FXを失敗している人の代表例
・損益限定戦略のやり方
2.損益を限定するFX戦略の注意点
・FX取引口座の確認
・自由なFXトレードの意味