テクニカル分析が全面的に信用出来ない理由【チャート分析での活用方法】

FX challenger

がっつりFXチャレンジャー
チャート分析でテクニカル分析をやろうと思っていますが、何に注意すればいいですか?それに信用しすぎるなって言われたんですが何でですか?その上で、効率的な使い方やオススメの分析ツールってありますか?

目次

1.テクニカル分析が全面的に信用出来ない理由
2.テクニカル分析の活用方法

記事を書いている私は、FXトレーダー歴7年。1年半のFX下積み体験を経て、現在もFX技術向上のために日々努力を続けながらFXトレーダーとして活動しています。

FXのテクニカル分析に関しての情報を、実体験をふまえて解説します。

テクニカル分析が全面的に信用出来ない理由

  • テクニカル分析に使う分析ツールの仕組み
  • テクニカル分析の弱点

テクニカル分析に使う分析ツールの仕組み

チャート上に表示される分析ツールの表示内容(ラインなど)は、過去の事実(価格)を元にした計算結果です。

分析ツールがチャート上に表示する内容(ライン)の元になる計算式で使われる数字(価格)は、過去チャートに表示されているローソク足を作っている価格(事実)をベースにしています。

・移動平均線(期間20:表示移動0:移動平均の種別Simple:適用価格:close)の表している曲線の意味とは?
チャート上に確定して表示されている最新ローソク足のから過去【20本】の【終値】を平均にするように計算して出した数字をつないだ線になります。【移動平均線】が示す意味とは、直近20本のローソク足を元にした平均線です。
(※表示用語はMT4に表示されている用語を使用)

結論として、分析ツールで表示されるものは、全てが過去の事実から導き出された結果です。

テクニカル分析の弱点

テクニカル分析は、単一時間チャートでしか使うことが出来ません。

FX市場の動きは2度と同じ状態(パターン)は見ないと言われるくらいランダムに動いています。

その中で、単一時間チャートで探すことになるので、条件に当てはまったとしても、他時間チャートで逆向きに動いている場合、分析結果が正常に機能しないことがあります。

具体的に言うと、FX市場の価格変動では、4時間チャートで下向きの流れなのに、1時間チャートでは上向きの流れになっていることも珍しくありません。

そんな場合にどちらか一方の時間の流れを把握するテクニカル分析を使っても、もう一方の時間に対して逆向きにトレードをすることになります。

結論として、テクニカル分析は単一時間チャートでしか使えないことの危険性を正しく理解した上での使用が必要です。

よくある質問:単一時間チャートしか使えないなら、他の時間にも同時に使って把握すればいいんじゃないですか?

それも一つの方法です。

しかし、使う分析ツールによっては意味のない使い方になってしまう可能性もあります。なので、使用する前に使う分析ツールの特性を理解する必要があります。

加えて、チャートを増やすということは、【厳選する通貨の数】【時間チャートの数】に関しては、自分の許容範囲を見極めることが必要になります。

見極めが出来なかった場合、色々なチャートに目が散ってしまいチャート分析での正しい判断が出来なくなります。

テクニカル分析には、トレンド系とオシレーター系といった分類があり、その上でそれぞれに数多くの分析ツールが存在します。なので、使用する前に分析ツールの理解は必須です。

特に、情報商材系の分析ツールでは、画一的な説明しかないものも存在するので、複合的・総体的に使い方の説明がない分析ツールは注意が必要です。

テクニカル分析の活用方法

  • テクニカル分析の強み
  • テクニカル分析の効率的な使い方

テクニカル分析の強み

・条件がハマると一目で判断可能
・近未来に関しての予測が的確

条件がハマると一目で判断可能

条件がハマるときれいなサインが出るので、簡単に判断出来ます。

そもそもテクニカル分析に使われる分析ツールとは、分析ツールを開発した人たちが見つけたトレードチャンスのチャートパターンを現状の流れの中から再度見つけるために開発されたものです。

なので、使用するテクニカル分析ツールの条件に高確率で当てはまった場合、きれいに表示されることになります。

近未来に関しての予測が的確

特にトレンド系分析ツールで判断した流れの向きの近未来予測が的確に予測出ます。

流れの向きを判断するトレンド系分析の結果は、一般的に使われているどの分析ツールでもほぼ的確に予測できます。

なので、問題となるポイントは、【近未来がどのくらいの未来まで続くのか?】ということです。その上で、この問題を解決しようとするなら、近未来の【期間】を分析することでより正確な予測になります。

テクニカル分析の効率的な使い方

他のチャート分析との併用が効率のいい使い方です。

他のチャート分析を併用することで、総体的にチャートに向き合うことが出来るようになります。これで、ランダムと言われるチャートの流れの中からトレードチャンスを探す作業の成功確率が上がります。

【チャート分析の併用方法例】
・テクニカル分析:
基準にするチャートでトレードチャンス(エントリーチャンス)を探します。
・マルチタイムフレーム分析:
基準にする時間チャートよりも大きな時間チャートの確認をします。結果、テクニカル分析結果の精度を確認できます。
・ライン分析:
見つけたトレードチャンスで狙うことが可能な空間を判断します。結果、テクニカル分析結果の利益確定ポイントの精度を確認できます。

このようにチャート分析を併用することで、複合的・総体的にチャートに向き合います。

これは、あくまで一例です。併用方法も自由です。この例は、基準をテクニカル分析にしています。因みに私のチャート分析は、ライン分析を基準にした形で併用しています。

結論として、チャート分析を併用することが効率が良い使い方です。

>>参考:【理論派にオススメ】チャート分析を始める前に知っておくべきこと

よくある質問:オススメの分析ツールとかありますか?

経験上、【移動平均線】【ボリンジャーバンド】が結果使いやすいと思っています。

この2つの分析ツールは、世界中のトレーダーが一番といっていいほど使っている分析ツールになります。なので、使っている人が多いということは、これを見て判断している人が多いということになるので、高い確率で反応すると考えることが出来ます。

【移動平均線】と【ボリンジャーバンド】の2つの分析ツールの使い方
・【移動平均線】は、【角度】で流れの向きを判断し、他で分析した結果の参考にしています。
・【ボリンジャーバンド】は、2σ付近をトレードした後の利益確定ポイントの参考にしています。
(※ボリンジャーバンドの偏差2(2σ)を【2シグマ】と読みます。)

このようにどちらのテクニカル分析も、基本参考程度に使っている感じです。

よくある資金:移動平均線とボリンジャーバンドの数値設定は変更しているんですか?

基本していません。

使っている理由が、【大多数の人が使っている分析ツールなので高確率に反応するだろう】という考え方の上で、分析ツールを使っているので、基本数値は変更していません。

移動平均線:期間20:表示移動0:移動平均の種別Simple:適用価格:close
移動平均線:期間25:表示移動0:移動平均の種別Simple:適用価格:close
ボリンジャーバンド:期間20:表示移動0:偏差2:適用価格close

以上が、私が良く使っている3つの分析ツールの参考数値です。(※表示用語はMT4に表示されている用語を使用しています。)

移動平均線の期間に当たる【25】以外の2つは、基本数値で変更なしです。【25】を使っている理由は、こちらも世界中で見ている人が多いと言われているものになるからです。

まとめ

1.テクニカル分析が全面的に信用出来ない理由
・テクニカル分析に使う分析ツールの仕組み
・テクニカル分析の弱点
2.テクニカル分析の活用方法
・テクニカル分析の強み
・テクニカル分析の効率的な使い方