【理論派にオススメ】チャート分析を始める前に知っておくべきこと

がっつりFXチャレンジャー
チャート分析をしてFX取引をしたいんですが、チャート分析ってまず何からしたらいいんですか?そもそもチャート分析ってどんなのがあるんですか?
目次
1.チャート分析を始める前に知っておくべきこと
2.チャート分析の種類とやり方
記事を書いている私は、FXトレーダー歴7年。1年半のFX下積み体験を経て、現在もFX技術向上のために日々努力を続けながらFXトレーダーとして活動しています。
FXのチャート分析のやり方に関して、実体験をふまえて解説します。
チャート分析を始める前に知っておくべきこと
- なぜ、チャート分析をするのか?
- チャート分析の目標とは?
- チャート分析での注意事項
なぜ、チャート分析をするのか?
チャート分析は、【過去の事実は、未来の事実に影響を与える】という考え方を基にして行います。
「歴史は繰り返す・・・」といったざっくりとした話ではなく、過去チャートの値動きの中で「何度も止まっているライン」や「一気にラインを抜いたポイント」には、世界の誰かしら(トレーダー)の意図が介在しているという考え方です。
>>参考図:なぜ、チャート分析をするのか?chart-analysis.001
上図のように、過去に合った特徴のある事実に対してラインを引いておくことで、未来における価格変動に影響を与えるポイントを予測することが出来ます。
よくある質問:チャートの動きはファンダメンタルズ(各国の経済状況)で動いていないんですか?
私の見解としては、例外はあっても基本影響はないと思っています。
例外とは、〇〇ショックのような1日、半日で大きく価格変動が起きるような事件です。このようなことが起きない限り、チャートは常にテクニカル(過去チャートの影響)で動いているとこれまでのトレード経験で実感しています。
しかし、常にテクニカル(過去チャートの影響)で動いているとは言え、ファンダメンタルズ指標(経済指標)では、瞬間的(数秒~数十秒)な影響は出てしまうので、注意しておくことは必要です。
チャート分析の目標とは?
チャートが作っている波の現状を把握して、近未来を予測することです。
今のチャートの波が、上を向いて動いているのか?下を向いて動いているのか?上でも下でもなく動いているのか?を予測することが出来れば、【その状況がもう少し続く】と判断して、トレードの決断(買う・売る・売買しない)をすることが出来ます。
チャート状況の近未来を予測するためには、
・チャートの波の流れがどこまで向かうのかを知ること
の2つを探ることを目標に分析します。
>>参考図:チャート分析の目標とは?chart-analysis.002
上記のチャートのように高値と安値の頂点が切り下がっているところにラインで止まったことで反発したと判断して【売る】を決断することで利益を狙うことが出来ます。ちなみに、この場合の利益確定を狙う第一目標は、直近安値頂点付近までです。
チャート分析での注意事項
- チャート分析を行っても完璧はない
- ファンダメンタルズ指標(経済指標)を無視すると危険
- チャートの動きには、【ダマシ】の動きが存在する
以上の3つがチャート分析を行う上で注意するべきことです。
3つそれぞれを解説します。
チャート分析を行っても完璧はない
全てを勉強し尽くせば完璧な分析もあり得るかもしれませんが、現在の私でもすべての予測があっているわけではありません。なので、自分のチャート分析が完璧と考えるのは危険です。
ファンダメンタルズ指標(経済指標)を無視すると危険
基本、気にする必要がないと思っています。しかし、注意するべき危険な指標は存在します。それは、アメリカの【FOMC・雇用統計】とイギリスとユーロの【政策金利】です。ただし、国家元首や各国中央銀行総裁の発言は予定なく発信することもありますが、これは予測できないのであきらめるしかありません。
チャートの動きには、【ダマシ】の動きが存在します
チャートの動きは、様々な時間チャート存在するのと同時に各時間チャートで波を作っています。なので、自分が基準に見ている時間チャートでいつまでも動いている訳ではありません。急に、大きな時間チャートの波の都合を合わせに動くこともあります。
チャート分析の種類とやり方
- 代表的な3つのチャート分析方法
- チャート分析方法の使い方
- チャート分析に必要な知識
代表的な3つのチャート分析方法
・マルチタイムフレーム分析
・テクニカル分析
の3つが代表的な分析方法です。それぞれ解説していきます。
ライン分析
過去チャートに対して、水平・斜めのラインを引いて分析する方法。トレンド・レンジを判断し、流れや反発ポイントを理解するために行う分析方法。
マルチタイムフレーム分析
1通貨に対して複数の時間チャートを見て比較分析を行い、相対的に流れの向きを判断する分析方法。
テクニカル分析
テクニカル指標(トレンド系・オシレーター系)を使うことで、流れやエントリータイミングを判断するための分析方法。
トレンド系(移動平均編、ボリンジャーバンドなど):
チャートの流れを判断してトレンドを把握するのに有効な分析ツールとして使われることが多いツールです。
オシレーター系(RSI・MACDなど):
レンジの把握とエントリータイミングを計るのに有効な分析ツールとして使われることが多いツールです。
しかし、私の経験上、テクニカル分析ツールを全面的に頼りすぎるのは危険であると考えています。
>>参考:FXチャート分析におけるテクニカル分析が全面的に信用出来ない理由
チャート分析方法の使い方
一般的なチャート分析は、紹介した代表的な3つすべてや内2つを組み合わせて使うことです。
一つに固執すると、多様な動きをするチャートの動きに対応できません。
私の使っているチャート分析では、3つの方法すべてを組み合わせて使っています。基準はマルチタイムフレーム分析とライン分析ですが、サポートとして、テクニカル分析を参考程度に使っています。
参考に使っているテクニカル分析の分析ツールは、【移動平均線】と【ボリンジャーバンド】を使っています。ただし、ラインを引くチャートにボリンジャーバンドを乗せるとチャートが見にくくなり正しい判断が出来なくなるので、別チャート(別画面)で見るようにしています。
よくある質問:別画面で見ていると言われますが、チャート分析に使っているモニターって1枚ではないんですか?
私がチャート分析に使っているモニターは1枚ではありません。
私のチャート分析方法の使い方は、先に紹介した3つのチャート分析を組み合わせて使っているので同時に見て分析したいと考えると単純に足りないからです。
マルチタイムフレーム分析では、1通貨で同時に6枚の違う時間チャートを出して分析しています。加えて、テクニカル分析に使っているボリンジャーバンドや移動平均線を表示させるチャートは別画面で表示させるようにしています。
その上、毎日見る通貨として厳選している通貨は9通貨あるので、すべてを効率よく分析して観察していこうとすると、最低3画面が必要になったので現状3枚のモニターをそろえてチャート分析をしています。
ただし、チャート分析の方法によっては、画面を増やす必要のない場合もあるので私が普通と言うわけでもありません。
チャート分析に必要な知識
・チャートパターン
の知識を理解することが必要です。
これらの知識は、チャート分析で波の流れを分析した後に必要なトレードタイミングを計る知識です。
トレンド:
頂点をつける高値と安値が同時に【切り上がる】か【切り下がる】状態
レンジ:
頂点をつける高値と安値が上にも下にも規則的に動いていない状態
順張り:
トレードを行う場合に、トレンドと同じ方向にトレードを行うエントリー方法
逆張り:
トレードを行う場合に、トレンドと逆向きにトレードを行うエントリー方法
チャートパターン:
【ダブルトップ】や【逆ヘッドアンドショルダー】など、反転をするポイントでよく見かけるチャートの波が作る形
これらの知識を組み合わせることで、チャート分析をした波の流れに対してトレードを行うための最終作業であるトレードタイミングを計ることが出来ます。
まとめ
・なぜ、チャート分析をするのか?
・チャート分析の目標とは?
・チャート分析での注意事項
2.チャート分析の種類とやり方
・代表的な3つのチャート分析方法
・チャート分析方法の使い方
・チャート分析に必要な知識