初心者が誤解しているFX取引失敗の意味【失敗しないための認識訂正】

まったりFXビギナー
FXで失敗しない方法ってありますか?FX取引を始めて1年以内に初心者の7割以上が辞めちゃうって聞いたんですが、何を失敗して辞めちゃうんですか?これって、どうやって対応したらいいですか?
目次
1.初心者が誤解しているFX取引失敗の意味
2.FX初心者が失敗しないためにやるべきこと
記事を書いている私は、FXトレーダー歴7年。1年半のFX下積み体験を経て、現在もFX技術向上のために日々努力を続けながらFXトレーダーとして活動しています。
FX取引での失敗する理由に関して、実体験をふまえて解説します。
初心者が誤解しているFX取引失敗の意味
- FX取引失敗の本当と間違い
- 失敗になるまでのFX取引経緯
- 何が原因でFX取引が失敗になるのか?
FX取引失敗の本当と間違い
FX取引においての失敗とは、【資金が無くなり、FX取引が出来なくなること】です。しかし、多くの人が失敗を【資金が減ること】と間違えて認識しています。
FX取引に限らず投資全般に言えることですが、投資とは、自分の資金を使って資金を増やすことです。なので、資金が無くなることは投資が出来なくなることと同じになるので失敗です。
しかし、FX取引において、多くの人が【資金が減ること】を嫌がって適切な行動をすることが出来なくなります。(=失敗と判断)
そして、減った資金がさらに減ってしまった結果、最後には資金が無くなってしまい本当の失敗に至っています。
結論として、資金が無くならければ失敗ではないのですが、失敗と思い込んで結果的に多くの人が資金を無くして失敗となっています。これが、1年以内に初心者の7割以上が辞めてしまう理由です。
よくある質問:投資での成功ってなんですか?
投資の成功とは、結果的に資金・資産が増えていることです。
一時的に資金が減ったとしても、結果的に増えていれば、その投資は成功と言えます。当然、FXも投資なので同じです。
以下は、とある投資資金の推移シミュレーションです。
1年後:資金が30万円に減少
2年後:資金が53万円に増加
3年後:資金が50万円に減少
4年後:資金が99万円に増加
5年後:資金が110万円に増加
以上の内容を精査すると、1年後に70%の損失(マイナス)を出していますが、資金を無くなさず投資を続けた結果5年後には10%の利益が出ていますので、このFX投資は成功と言えます。
初心者が失敗になるまでのFX取引経緯
・利益確定が小さく、損益確定が大きい状態での決済でFX取引をしてしまい、結果的に資金が無くなってしまう。
以上の2つが、よくあるFX取引失敗の経緯です。
これは、FX投資の中でポジションを「買う・売る」というFXの取引ルールを勉強しただけで、FX取引を行った結果です。
取引ルールを勉強することは大事ですが、FX投資に対して行うべき勉強の本質は違います。
結果として、勉強せずにFX取引を行うことは、何も考えずにFX取引をしていることと同じなので、どれだけやっても結果的に資金が無くなります。
よくある質問:どうして、何も考えずにFX取引をすると資金が無くなるんですか?
FXチャートを見て何も考えずにトレードすることは、ギャンブルです。
私の経験上、ギャンブルはやればやるほど手元に残る資金はなくなります。
投資とギャンブルの違いは、対象に関して戦略を立てて取り組んでいるかどうかです。
戦略とは何かというと、
- FXトレードを行う前の【準備】
- エントリーするタイミングの【入口】
- 予想と違った場合の【リスク想定】
- ポジションを決済するタイミングの【出口】
といった以上の4つが、大枠になりますが考えるべき最低限の戦略です。
結論として、このような戦略を立てずにFX取引(投資)を行うことはギャンブルと言えます。
何が原因でFX取引が失敗になるのか?
FXを失敗する原因は【考えずにやること】であり、具体的に言うと【FX投資に関して勉強しない】ことです。
FX投資に関して勉強しないと、FXチャートや通貨価格を見ても何も分かりません。それでも、FX取引を続けると結果的に何も考えずにトレードをすることになるので、投資でなくギャンブルになります。なので、継続してトレードすればいずれ資金が無くなります。
FX取引をやるということは、お金を投資で稼ぐことです。これは、業種問わず仕事をしてお金を稼ぐことと何も変わりません。なので、仕事のやり方を勉強しないことは仕事が出来ないことと同じです。言い換えれば、投資のやり方を勉強しないということは投資のやり方が分からないということです。
結論として、【FX取引に関して勉強しないこと】が、FX取引で資金をなくしてしまう原因となります。
FX初心者が失敗しないためにやるべきこと
- 投資(FX取引)の本質を理解する
- FXを始める前にやるべきこと
- 勝つために必要な失敗の認識訂正
投資(FX取引)の本質を理解する
投資の本質とは、すべてを自分で決断して結果を出すことです。
企業のルールや国の法律に決まりはありますが、投資は基本すべてが自由です。言葉を換えれば、資金もタイミングなどすべてを自分の責任で決断しなければなりません。簡単に言えば、【自分で投資のルールを決めなければならない】ということです。
投資資金を用意するのは、自分です。ということは、自分が責任者として起業(会社を作ること)することと同じです。なので、給料をもらうサラリーマンとは違った経営者の思考が必要になります。
サラリーマンとして仕事をするなら会社に入れば仕事の仕方を教えてくれますが、会社の社長は自分の責任の下ですべてを管理し実行しなければなりません。
結論として、投資の責任はすべて自分にあるので、すべて自分で決める必要があります。
よくある質問:どうやって投資のルール設定ってやっていくんですか?
投資に関しての【スタート】と【プラスのゴール】と【マイナスのゴール】を決めます。
投資と言っても何も変わりません。何事にも始まりと終わりがあります。しかし、投資は未来が予測できないものです。良い未来もあれば悪い未来もあります。これらも含めた想定でルール設定をする必要があります。
ルール設定の仕方として、【スタート:準備】と【プラスのゴール:成功】と【マイナスのゴール:失敗】の1つのスタートと2つのゴールを基準にしてルールを設定します。
FXを始める前にやるべきこと
FX取引に関連する情報や知識の収集、手法、ルールを手に入れることです。
FX取引の目標とは、一時的に資金を増やすのではなく、継続的に資金を増やしていくことです。そのために必要なものは、私たちが義務教育で習ってきたこととは別の知識になるので新しく学ぶ必要があります。
手に入れ方としては、独学での勉強かFXスクールで教えて貰うかの2択になります。
>>参考:初心者がFXスクールで学ぶべき勉強内容【スクール選択時の注意点】
勝つために必要な失敗の認識訂正
【失敗】とは【資金が無くなり、FX取引が出来なくなること】であり、【資金が減ること】は【失敗】ではないという認識が必要です。
この認識の違いで、勝ちの定義も変化します。【資金が減ること】を失敗としてしまった場合、1回のトレードで負けた時点で失敗となってしまい以降、挽回が出来ません。
そもそも【成功】は、【結果的に資金が増えていること】なので1回のトレードで負けたという事実は必要ありません。しかし、一般的に【資金が減ること】を【失敗】と認識を間違えている人が多いようです。
よくある質問:勝ちの定義ってどんなものなんですか?
勝ちの定義とは、【任意に決めた枠の中でトレードを行った結果、資金が増えていること】です。
前にも説明しましたが、FX取引(投資)はすべてが自由です。なので、自分ですべてのルールを設定するわけです。そのルールでは大枠で【結果的に資金が増えていること】が【成功】ですが、勝ちとは【成功】のために積み上げるべきものなので、勝ちのルール設定でも任意での枠を決めることが重要です。
勝ちのルール設定の例として、「1週間という期間(任意枠)でトレードを行い、プラスなら【勝ち】、マイナスなら【負け】とする。」などです。
まとめ
・FX取引失敗の本当と間違い
・失敗になるまでのFX取引経緯
・何が原因でFX取引が失敗になるのか?
2.FX初心者が失敗しないためにやるべきこと
・投資(FX取引)の本質を理解する
・FXを始める前にやるべきこと
・勝つために必要な失敗の認識訂正